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性格診断を「一応使っているが、あくまで参考程度」と感じている人事担当は少なくありません。
原因は診断手法そのもの――自己申告の「回答」は対策・調整が可能だからです。
IGSの気質診断は、国際機関でも使われる潜在連合テスト(IAT)の考え方を応用し、操作しにくい「反応時間」や「指の動きの癖」から気質を測定します(特許登録:6161097)。
性格診断について、人事の方からよく聞く言葉があります。
「一応使っていますが、あくまで参考程度ですね」
この一言の裏には、かなり根深いジレンマがあります。
・人の感覚に頼らない判断をしたくてデータを取っている
・しかし、そのデータを信用しきれない
・結果として、最終判断は面接官の印象に戻ってしまう
さらに実務では、こんな現象も頻繁に起きています。
・アセスメントベンダーを毎年のように見直す
・「精度に納得がいかない」「現場が信じてくれない」という声が出る
・データが積み上がらず、学習が起きない
要するに、「信用が蓄積されない」。
ここが、性格診断が「参考程度」から抜け出せない最大の理由です。
多くの企業は、採用・育成・配置・評価をできるだけ属人的にしたくないと考えています。
特に採用では、「面接だけで決め切ることの限界」も、すでに共有されています。
だからこそ、性格診断に期待が集まる。
しかし現実には、こんなコストが発生しています。
・取ったデータが最終判断で使われない
・現場が「結局どれを信じればいいのか」と迷う
・人事は説明責任を果たしにくく、運用が形骸化する
・ベンダーだけが入れ替わり、知見が残らない
これはデータ活用全般に共通する課題ですが、性格診断では特に顕著です。
理由はシンプルで、「対策できてしまう」からです。
一般的な性格診断は、質問に回答する形式が主流です。
しかしこの形式は、情報が出回るほど弱くなります。
・「こう答えると、こういう結果が出る」
・「この職種では、このタイプが有利」
・「外向的に見せた方が得」
こうした攻略情報が広がると、測れてしまうのは「実際の自分」ではなく、「こう見られたい自分」です。
たとえば、内向的な方が「社会人は外向的なほうが評価される」と感じた場合、意図的に振る舞いを調整できてしまう。
すると現場では、必ずこの問いが生まれます。
「面接で感じた印象と、性格データ、どちらを信じるべき?」
この問いに答えられない状態が、「参考程度」という落としどころを生みます。
IGSでは、あえて「性格診断」ではなく「気質診断」という言葉を使っています。
理由は明確です。
自己申告ベースの設計では、このジレンマは解消できないと考えているからです。
発想の転換点はここにあります。
測るべきは「回答」ではなく、「反応」。
IGSの気質診断は、スマートフォン受検のみ対応しています。
これは制限ではなく、測定のための仕様です。

受検者は、画面上に表示される枠(例:繊細/平穏など)に、自分の名前や指定されたラベルを指で移動させます。
ここで見ているのは、「どちらを選んだか」だけではありません。
・どの分類で迷いが生じるか
・反応時間がどれくらいか
・指の軌跡がどう変化するか
たとえば、「平穏タイプ」が実感に近い人は、そちらへの反応が速くなりやすい。
一方で、違和感のある分類では、わずかな躊躇が現れます。
重要なのはここです。
人は回答は操作できますが、脳の反応までは操作しきれません。
だから測るべきは、言語化された自己像ではなく、分類課題に現れる反応の癖。
類似課題を複数回行い、統計的に傾向を推定することで、意図的な「よく見せる回答」が混ざっても、結果の安定性を保ちます。
この設計思想は、社会心理学で広く知られるIAT(潜在連合テスト)のアプローチと共通しています。
IATは、自己申告では捉えにくい無意識的な連合を、分類課題の反応時間の差から推定する手法です。
IGSの気質診断も同様に、
・操作しやすい「回答」ではなく
・操作しにくい「反応」に寄せる
という問題意識から設計されています。
性格診断は、当て物ではありません。
実務で価値を持つためには、次の条件が必要です。
・現場が納得して使える(信用できる)
・毎年のデータが積み上がる(比較できる)
・採用・育成・配置・評価の議論が前に進む
ここで言う「信用」とは、科学的に完璧であることだけを意味しません。
運用に耐える再現性があり、説明でき、意思決定のコストを下げること。
それが、現場が求めている信用です。
性格診断を「参考程度」で終わらせないためには、測り方そのものの前提を見直す必要があります。
IGSの気質診断は、国際機関でも用いられている Implicit Association Test(IAT/潜在連合テスト) の考え方をベースに、本人の自己申告に依存せず、反応時間や操作の癖から潜在的な気質・バイアスを測定する設計を採っています(特許登録:6161097/測定項目:気質・バイアス)。
※IATの概要については、こちらで詳しく説明しています:IATによる気質・バイアス測定について
「性格データを使いたいが、信用の作り方がわからない」
「採用や配置で、説明できるデータがほしい」
と感じている方は、実際の測定イメージや、どの意思決定でどう使えるのかを含めてご説明できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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