冬のインターンシップを終え、一息つく間もなく、2019年入社の本選考の準備を迎えるこの時期。
さらには、2020年卒予定の学生に向けたインターンシップの準備が次に控え、業務は多忙を極めているのではないでしょうか。
あるいは、IoTや人工知能・ビッグデータなどのバズワードを日々耳にする状況で、より変化に対応できる人材探しに頭を悩ませていらっしゃるのかもしれません。
そこで今回は、インターンシップにおけるGROW360の活用事例をご紹介し、入社後に活躍できる人材の見極め方についてお伝えします。
GROW360を活用したインターンシップの流れ
GROW360を活用したインターンシップは、今まである各社のインターンシップコンテンツに自然な形で組み込むことが可能です。
まず、インターンシップのオリエンテーションでGROW360の使い方、インターンシップを通じて自己評価・他者評価を行うことを説明します。

学生はインターンシップ参加中、コンピテンシーを意識しながらインターンシップのコンテンツに取り組みます。
また、インターンシップ期間中にコンピテンシーの自己評価と気質の計測を行います。
最終日のまとめの時間に評価を行う時間を設け、学生間やインターンシップのご担当者の皆様からの評価を集めます。
インターンシップ終了後に、学生一人ひとりに個人レポートを発行し、そのURLが送付されます。
GROW360の計測でわかること
GROW360では25個のコンピテンシーについて、他者評価と自己評価、潜在的な気質に関する計測を行うことができます。
コンピテンシーという共通ワードを用いてどんな能力を身につけるべきか、ビジネスではどのような能力が評価されるのかを共通認識としてもつことができます。
また、気質を計測することで自身により合った仕事を探す手がかりにもなります。
GROW360活用のメリット
学生の満足度向上
GROW360を利用する一番のメリットは「自己評価と他者評価を集めて比較できる」ことです。
学生に多く見られる傾向としては、就職活動を始めるにあたって自己分析をしっかり行えてないことがあります。
GROW360を活用したインターンシップでは、自身が強みと思っていた部分があまり抜きん出ていなかったり、逆に自身では思いもよらなかったコンピテンシーが他者から評価されるといった学生の自己分析に役立つ情報を提供できることが好評です。
学生の新しい可能性の発見
採用担当者の皆様には、「今までとは異なるタイプの優秀な学生」を発見する新たなツールとしてご活用いただけます。コンピテンシーはエントリーシートと筆記試験、面接ではなかなか計測できないものがあります。
GROW360の分析では、個人的実行力や論理的思考などは面接が進むごとに集団の平均値が上昇するものの、創造性などは選考プロセスが進んでも全体の分布は変化しないという傾向が見られました。これは、面接で評価できるコンピテンシーには限界があることを示唆しています。
また、筆記試験を終了した時点で下がってしまうコンピテンシーも存在し、優秀な学生に合う機会を逃しているという事例も散見されます。

「今までの選考基準では不採用になってしまっていたが、GROW360の評価が高い学生」に接触してみることで、学生の新しい可能性の発見に繋がった事例もありました。
まとめ
今回はインターンシップにおけるGROW360の活用事例をご紹介しました。GROW360はインターンシップでの評価やその後の選考過程のデータを蓄積し、学生の新たな可能性を発見するだけでなく、入社後に活躍する人材を見出すためのデータとして活用可能です。この機会にご利用を検討頂ければ幸いです。