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社員の意志や希望の実現を促進する仕組みづくりにGROW360のデータを活用する。

#GROW360 #人材育成 #活用事例

 

 

 

新たな時代、新たな環境において、お客さまのあらゆる悩みを解決するベストパートナーとして、銀行業務のみならず、不動産や資産運用・資産管理といった、多様でユニークな機能・サービスを提供している三井住友信託銀行株式会社様。

個人のお客様には、「人生100年時代」の各世代・各個人の様々なニーズに、きめ細かく付加価値の高い多様なサービスをご提供されています。

法人のお客様には、変化するニーズに対し多様な業務領域を活かして、お客様の持続的な成長実現に向けて、資金取引以外の非財務関連の経営課題にも、信託銀行らしい価値をご提供されています。

4年前から人材領域の知見を可視化して、人材育成の科学的なアプローチを検討するためにGROW360を導入いただき、若手層の階層別研修で受講者の成長に向けた内省の機会提供と今後のアクションプランの策定などに活用されています。今回は、人事部人材育成チームの小篠様に導入の経緯、実際に導入した手応えなどに関するお話を伺いました。

《目次》

【導入の背景】
・人材の更なる成長支援のために、暗黙知を形式知へ

【導入の決め手】
・人材育成に活用できる目に見えないデータ
・データサイエンティストによるきめ細やかな分析・活用サポート

【導入後の変化】
・個人への理解が深まり、育成支援の質も向上
・データの蓄積が組織や個人の成長面での特徴を可視化

【今後に向けて】
・社員の意志や希望の実現を後押しする仕組みづくりを

【IGSへのメッセージ】
・ツールプロバイダーに留まらず、育成支援のパートナーとして

 

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人事部人材育成チーム 主任調査役
小篠 岳志様

 

 

 

人材の更なる成長支援のために、暗黙知を形式知へ

GROW360導入の背景として、人材育成に関する社内の暗黙知を可視化して、人材育成施策を科学的に検討できないかという思いがありました。当社は信託銀行グループとして事業領域が多岐に渡り、各事業で求められる能力も多様であるため、画一的な教育施策は必ずしも効果的ではないと感じていました。

人材育成においては、人が育つ環境を整備すること、成長をサポートすることが何より重要だと考えています。各事業の人材育成に関する知見を可視化して、より効果的・効率的な人材育成施策を検討できないかと考えていた時にIGSとGROW360に出会いました。お話を伺う中で、当社課題の解決に繋がり得るのではないかと感じたため、まずはトライアルを実施し、その結果を受けて正式に本取り組みを開始しました。

 

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人材育成に活用できる目に見えないデータ

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GROW360の特徴である、バイアス補正の仕組みは魅力的でした。
アンケート回答形式のサーベイでは、受検者が自らをよく見せようと回答したり、評価者がいい加減な回答をしたり、平均的にスコアを高くつけたり低くつけたりする人がいますが、そうしたバイアスを補正して、信頼性の高いデータが得られることがポイントでした。人材領域は情報の可視化や、実務を検討するに当たって有益なデータを得ること自体が難しい分野だと思いますが、一定の客観性がある情報が得られるだろうという期待が持てました。

→360度評価ツール・GROW360について詳しく知りたい方はこちら

 

 

データサイエンティストによるきめ細やかな分析・活用サポート

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どれだけ詳細なデータが得られたとしても、これを人材の成長、また組織の発展に繋げていけなければ意味がありません。その点、IGSでは、データサイエンティストによる専門的な分析とデータの活用にむけた仮説構築、また取り組み全体の検証分析などの全面的なサポートがありましたので、非常に心強かったです。実際に、こちらからの質問にもとても丁寧に答えていただき、データの前提や分析手法に対する理解を深めた状態でデータの活用方法を検討することができました。

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個人への理解が深まり、育成支援の質も向上

相対的に成果に差が出にくく、能力や適性の把握が難しい若手層の気づきに役立てたいという想いから、まずは若手層の階層別研修にGROW360を導入しました。
研修の実施前に各受講者に受検してもらい、研修の中でそれぞれのデータの説明や自身の能力開発への繋げ方を説明し、「この結果をどう業務改善に活かしていくか」といったメッセージとともに、本人の内省を促して、次のステップに向けた目標設定に繋げられるような形でフィードバックしています。

結果を現場で報告した受講者からは、「自分の特徴と、今後のアクションプランを共有したことで、周りに相談がしやすくなった・業務を進めやすくなった」などの声が聞こえています。また上長や職場のメンバーからは、「本人の考え方や特徴の理解が進み、以前よりも的確に指導できるようになったように思う」と、好意的な反応が得られています。

GROW360の実施を始めて、今年で5年目に入るのですが、導入初年度に受験した社員のその後の変化についても可視化できるようになり、導入成果の測定やより質の高い育成施策を検討できるフェーズに入ってきたように思います。

 

 

データの蓄積が組織や個人の成長面での特徴を可視化

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単年度の結果だけでは見えなかったことも、段々と見えるようになってきました。GROW360を導入して5年目となり、データが揃ってきたという感覚があります。年次別の結果を見ていく中で、ある程度自然と伸びていく能力があることや、意図的な刺激がないと伸びにくい能力があることなどが掴めてきました。これは人材育成の指針を考えていく上でのファクトとして、非常に重要な情報だと思います。

今後は、どんな能力がどういうキャリアパスと関係が深いのかなど、業務とそれぞれの特性・能力との関係性に考察を深めていく方針です。その上で、今後の当社が目指す姿を踏まえて、未来に適合していくために必要な素養を高めていく施策の検討を進めていきたいと考えています。

 

 

 

社員の意志や希望の実現を後押しする仕組みづくりを

GROW360の実施を継続することでデータが蓄積され、能力の伸長や業務との関連性が見えるようになってきました。この業務ではどんな能力が求められるのか、どんな能力が磨かれるのか、こうしたデータが積み重なってくれば、私たちが社員に提供できる育成施策もより効果的になります。社員が能力を最大限に発揮することで、それぞれが希望するキャリアの実現を後押ししていくことができるようになると考えています。

その中でも気を付けなければいけないと考えていることは、目の前にいる社員よりも、サーベイから得られたデータばかりを優先して判断してしまうことです。あくまでも主役は社員の自発的な意志や希望の実現です。データは、社員のキャリア形成を支える制度や施策実施のための手掛かりであるということ、社員の意志決定をサポートするために活用していくという意識は忘れずにいたいと思います。社員の希望を実現するためにはどんな能力が伸びると可能性が高まるのか、そのためにはどういった経験や研修を受講することが有効なのか。こうした支援を充実させるために、データを活用していきたいと考えています。

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ツールプロバイダーに留まらず、育成支援のパートナーとして

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GROW360の導入と実施、その後のデータ活用の各タイミングで、IGSには頼らせていただきました。データサイエンティストの方と直接議論させていただけるのも安心感がありました。細かな分析手法への質問に明快に答えていただき、こちらの希望する条件設定についてもディスカッションを経て納得のいく形で実施することができ、分析結果から様々な視点を得られました。受講者へのフィードバックや、蓄積されたデータを俯瞰して年代毎の傾向を見ていく際にも、専門家としての知見を共有いただき、スムーズに進めることが出来ました。

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